水銀条約を実効あるものに
~地球の水銀汚染を止めよう!
~水銀もダイオキシンも食べ物から入ってくる!
■と き 2013年3月20日(水・祝) 14時00分から17時00分
■ところ 大阪市立市民交流センターなにわ(芦原橋下車すぐ)
■お 話 「水銀条約の問題点」
化学物質問題市民研究会 安間武さん
化学物質問題市民研究会 安間武さん
UNEP(国連環境計画)による水銀条約制定へ向けて、世界の水銀放出量(年間)の推定が行われました。石炭の燃焼、金属の精錬、セメント製造、小規模な金採鉱等々から年間、約2000トンが地球の表面に放出されています。水銀は、蒸気となって空気中を広がり、水に広がり、生物に取り込まれ、食物連鎖で濃縮されます。水銀とメチル水銀が神経系に強い障害を引き起こすことは水俣病の被害からよく知られています。本当に低い濃度でも、胎児の脳の形成に影響を与えることも分ってきました。現在の地球と生物の汚染が、すでに危険なレベルであるという警告が専門家たちから出されています。
汚染を止めるために制定されるはずの「水銀条約」ですが、政府間の合意を得るために、全く不十分な内容になっています。しかも、これが日本政府の提案で「水俣条約」と名付けられることになりました。条約は水俣病を繰り返さないものとなっていません。水俣では、「最後の補償」の機会とされた昨年には約65000人が申請し、予算に合わせた行政による絞り込みが行われているということです。また、関西訴訟の勝利にもかかわらず、不当に扱われている患者による裁判が最高裁で2件争われています。水俣病は終わっていません。「水俣条約」とするのならば、それにふさわしい政府の態度を示すべきです。
地球規模の汚染が、すでに人類と生態系に悪影響を与えているという点では、ダイオキシン、他の環境ホルモンも同じです。危険な化学物質による汚染に反対するすべての運動を結集して水銀の汚染問題にも取り組みましょう。
私たちは、10月の条約採択まで、どのような運動を行うべきでしょうか。汚染の実情を知り、条約の問題点を明らかにし、水銀汚染を止める運動をどのように作って行くか相談しましょう。
■問合せ 止めよう!ダイオキシン汚染・関西ネットワーク
TEL(夜)/FAX 06-633604154 山﨑方
e-Mail dioxin.kansaiあgmail.com(あ→@)
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